GRPに加えて評価する新たな効果指標〜テレビCMに向けられた視聴者の注視行動(アテンション)を計測「GAP(グロス・アテンション・ポイント)™」データの提供をスタート

リリース

2016年6月30日
株式会社デジタルインテリジェンス

株式会社デジタルインテリジェンス(本社:東京都渋谷区 代表取締役:横山隆治 以下 DI.)は企業のマーケティング活動のデジタル化を推進する各種のコンサルティングサービスを提供しています。このほど、テレビCMの到達実態を可視化する指標として、新たにGAP™(グロス・アテンション・ポイント)を提唱。テレビCMに対する視聴者の注視行動(アテンション)の累積を、テレビCMの効果指標に組み込むためのコンサルティングサービスを開始しました。

情報過多と言われる環境のなかで、広告に対するアテンション(注視)の獲得は企業にとって関心の高いテーマです。テレビをつけながらテレビ画面の前にいない、あるいは手元のスマートフォンに注意を向けて断片的にしかテレビを見ていない状況があるなかで、テレビに露出されるCMが実際にはどのくらいに見られているのか、より正確な実態の把握が求められています。

DI.が提唱するGAP™は、最先端の顔認識技術により収集された視聴者個人単位の行動記録データに解析を加えることで、テレビCMの実際の視聴状況をユーザー基点で明らかにしたものです。

GRP(延べ視聴率)がテレビ画面への露出量を示す指標であることに対して、GAP™はユーザーのアテンション(注視)の累積状況を示します。アテンションの獲得を左右するのは、そのCMのクリエイティブ力だけでなく、タイミング(時期・曜日・時間帯)やCMが挿入される番組コンテンツ等の変数との掛け算です。もちろんオーディエンスが誰かも大きな要因です。したがってGAP™は、クリエイティブとメディアプランニングを統合したキャンペーンそのもののパワーを図る指標となりえます。

<参考資料>gap3

右図は、同じ商品カテゴリーで、同一期間に同レベルのGRPで放映した2つのテレビCMのGAP™を計測したものです。横軸がGRP(延べ視聴率)、縦軸が GAP™(獲得アテンション)です。同等の露出量にも関わらず、期間の終わりに、GAP™において30%相当の開きが出ています。GRPの管理では窺い知れない実際の注視度合いの差が生じていることが見てとれます。

DI.では、GAP™データを活用した<ダッシュボード>によるTV出稿の継続的なモタリングの導入と、デジタル広告による補完のコンサルティングを行っていきます。メディアへの露出指標であるGRPのアクチュアルデータに加え、ユーザー指標であるGAP™の獲得状況を、自社ならびに競合などベンチマークすべきブランドを並べて追うことで、デジタル補完などの打ち手のタイミングやボリュームを戦略的に判断することができます。また、投下GRPに対する獲得GAP™の水準変化をみることで、CM素材の賞味期限(鮮度、訴求力の低下)を見極め、素材を差し替えるǿイミングなどに活かすことも考えられます。

GAP™指標を用いた、テレビCM出稿の最適化とデジタル補完を包含したコンサルティングサービスについては、下記DI.担当者までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ:
株式会社デジタルインテリジェンス GAP プロジェクト担当
email:info@di-d.jp
Tel:03-6416-9879

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