『テレビ×デジタル』統合リーチのサードパーティ・オーディットを開始

リリース

2018年3月1日
株式会社デジタルインテリジェンス

テレビCMターゲット補完システム「CMARC®」に「オーディット」と「リサーチ」に特化したラインナップを追加

株式会社デジタルインテリジェンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:横山隆治、以下DI.)では、2018年3月1日より「CMARC®」(シーマーク、以下CMARC)に、新たにサードパーティ・オーディット・サービスを追加します。企業の個別キャンペーンを対象にテレビ×デジタルの統合リーチ状況を計測する「CMARCキャンペーン・オーディット」、また、その統合リーチ計測に認知調査をセットにした広告効果測定が可能な「CMARCインテグレート・リサーチ」の2種類のラインナップです。なお、コンサルティング型ソリューションとして提供してきた従来のCMARCも「CMARCスタンダード」として引き続き提供を行っていきます。新ラインナップは、エントリープランとなるCMARCキャンペーン・オーディットが200万円(税別)から実施可能となります。

CMARCは、テレビCM視聴データをほぼリアルタイムデータとして取り込み、アクチャルのターゲット到達状況を、リーチ(到達⼈数)とターゲットが見たCMの表⽰回数(ターゲットインプレッション数)に分解して把握、即時にターゲットリーチをデジタル広告で補完すべきかを判断し、ターゲットに広告配信するシステムです。

2015年11月にサービス提供を開始し、2016年11月にDI.が独占的な特許を取得しています。

費用最適化かつ効果最大化するアロケーションのために

テレビCMとデジタル広告の「最適アロケーションの解」は重要な直近課題であり、そのための多くの取り組みもなされてきています。しかし、企業のメディアバイイング担当部署やエージェンシー(あるいはエージェンシー内の部署間)、その専門性の違いなどにより、それらが上手く機能しないことも少なくありません。個々のメディア特性や効果を引き出しながらも、効率性を持ってリーチやフリークエンシー(FQ)を最大限にするには、それらを統括するマネージメントや部署、その指標となるメジャメントが不可欠となります。また、テレビとデジタルが重複することでの広告認知や態度変容への効果はすでに確認されており、それらを全て統合していくためには、現状分析を的確に行い、効果を正確に測定し、そこから次のアクションへのつなげていくことが重要です。DI.では、これまでコンサルティング型でご提供してきた「テレビ×デジタル」での知見・実績をサードパーティ・オーディット・サービスとして安価でご提供することで、広告主企業への統合管理の一助となると確信しています。最適アロケーションは、事前に簡単に作られるものではなく、現況分析、効果計測、プランニング&運用を繰り返すことで、初めてその企業独自の最適アロケーションが完成、さらにその精度を高めていくサイクルとなると考えています。

「テレビCMの到達実態を知る」から始めるCMARCの7つのプロセス

CMARCのプロセス①
CMARCはアクチャルGRPでターゲット毎の表示回数を把握。例えば、20代&30代女性をメインターゲットに、テレビCMを世帯1,200GRPを2週間で投下した場合、ターゲット毎の表示回数は以下となります。

個人全体:279,548,841回
20代女性:11,786,718回(4.2%)
30代女性:18,281,155回(6.5%)

ターゲットへの表示回数合計(ターゲットインプレッション数)は全体の約10%のみです。
*個人GRP(%)を表示回数(インプレッション数)に換算するアイディアはDI.のCMARC特許のコアアイディアです。

CMARCのプロセス②
ターゲット毎のフリークエンシー分布を分析。上記キャンペーンを20代女性だけで見た場合、ターゲット人数約2,300,000人(関東1都6県)に対して、テレビCMの到達人数は1,592,800人(到達率で69.3%)。平均フリークエンシー(FQ)は「7.4回」となります。平均FQ7.4回というとFQ7〜8回辺りの人数が一番多いような気になってしまいますが、実際のFQ分布は表のようになります。

また、重要なのは平均FQと呼ばれるものには、広告の未到達者(つまりFQ0回)は含まれないということです。仮にFQ0回も含んで平均を計算すると約5.1回となります。FQ回数で少しまとめてみると、到達率が7割近くあっても、FQ0〜2回の割合が人数ベースでは50%を超えていることになります。広告認知や購入意向を獲得していくために、これで十分なものとなっているかの検証が大切です。

CMARCのプロセス③
ターゲットリーチ曲線からサチュレーションポイントを見つける。CMARCでは、これまでに実施してきた多くの実績から、テレビCMのターゲットリーチのシミュレーション(「CMARCシミュレーター」)を高い精度で行い、テレビ×デジタルの効率分岐点(サチュレーション・ポイント)を設定します。一例では、テレビCM1,200GRPだけより、テレビCM 800GRP+デジタル3,000万impsとすることで、ターゲットリーチが同コストで50万人以上増やせることになります。

CMARCのプロセス④
配信プランニングと配分シミュレーション。テレビ×デジタルの最適化は、単にターゲットリーチを増やすのか(未到達者を減らす。特に若年層向け)、ターゲット認知を促進するために適正フリークエンシー人数を目標値まで引き上げたいか(平均FQでは見ないこと)、あるいは購入意向などの態度変容リフトアップを図るためにテレビ×デジタルのオーバーラップを最大限にするのか、その目的によってプランニング・運用は大きく異なってきます。

CMARCのプロセス⑤〜⑦
下記、DI. のCMARCページにて紹介
https://www.di-d.jp/cmarc/


DI.では、2018年3月26日に「デジタルインテリジェンスセミナー」として、広告主向けにCMARCの新ラインナップ紹介とCMARCプロセス含む詳細説明会を開催します(定員50名)。

*CMARCセミナーは、2018年3月26日に終了いたしました。個別にご案内申し上げますので、ぜひご相談ください。詳しくは、CMARCの個別ラインナップをご確認いただき、お問い合わせください。

 

なお、これまでコンサルティング型ソリューションとして提供してきた従来のCMARCも、「CMARCスタンダード」として引き続き提供を行います。

*本CMARCプロセスであるテレビ×デジタルの統合による「リーチ・認知・態度変容などを最適化かつ最大化するCMARCに関するアイディアおよびサービスは当社の保有する知的財産です。

<CMARCラインナップ>

*「CMARCコレクトビュー」は近日公開予定

CMARCに関する詳細
https://www.di-d.jp/cmarc/

<CMARC価格表>

*オプション料金などはお問い合わせください。

CMARCに関する詳細
https://www.di-d.jp/cmarc/

 

この件に関するお問い合わせ:
株式会社デジタルインテリジェンス CMARC担当
email:info@di-d.jpTel:03-6416-9879

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