TVCMのアクチャル到達をリアルタイムで分析、 即時にターゲットリーチを補完するデジタル広告配信システム〜『CMARC(シーマーク)™』を開発、実証実験を年内に開始

リリース

2015年11月26日
株式会社デジタルインテリジェンス

株式会社デジタルインテリジェンス(本社:東京都渋谷区 代表取締役:横山隆治 以下DI.)はTVCMのターゲットセグメントでのアクチャル到達状況をほぼリアルタイムで捕捉分析し、ターゲットリーチの補完をデジタル広告配信で行うシステム『CMARC(シーマーク)™』を開発いたしました。(特許出願中)

【名称について】
TVCM ACTUAL REACH COMPLETION AD DELIVERY SYSTEM
(TVCMアクチャル到達補完型広告配信システム)

【CMARC™ 概要】
このシステムでは、TVCM視聴データをほぼリアルタイムでデータとして取り込み、アクチャルのターゲット到達状況を、リーチ(到達人数)とターゲットが見たCMの表示回数(ターゲットインプレッション数)およびフリークエンシー分布に分解して把握、即時にターゲットリーチをデジタル広告で補完すべきかを判断し、正確なデモグラフィックデータを配信IDとして保有するDSPなどで動画広告をターゲットに配信するものです。

【CMARC™ 開発の背景】
TVCMとオンライン動画広告のアロケーションモデルはいくつかありますが、基本的には「事前には最適化プランは出来ない」というのがDI.の考え方です。そもそもTVスポットのアクチャルのGRPは事前には全く予測出来ません。アクチャル達成率が事前のプランよりかなり低くなってしまうことも間々あります。そうした中ではいくら精度の高いシミュレーションモデルをつくっても意味はありません。

またTVスポットのプランそのものを最適化するのは限界があり、特に若年層へのTVCMによる到達が難しくなってきていることから、TVCMのターゲット到達状況をリアルタイムで捕捉して、リアルタイムで『手を打つ』こと、つまり『リアルタイムでデジタル広告を運用して最適化する』のが正しいという考え方です。

従来日本ではDSPをほとんどリターゲティング広告のために利用していますが、本来DSPとはデマンドサイドつまり広告主側の論理で買い付けるシステムです。特にリアルタイム運用で欲しい期間に買いたい金額で入札できるDSPはTVCMの補完を同時期に行うには最も適しています。

【CMARC™ の特徴】
今回、DI.はTVCMのターゲットGRPの概念を、「ターゲットインプレッション数」という従来ネット広告が使っていた考え方に(TVCMをターゲットが見た表示回数)に置き換える分析手法を開発しました。これは、そもそも若年層の人口が年々減っていることを考えると、母数が減っているのに個人視聴率という%で指標化することに問題があると考えるからです。また母数が違うエリア別のTARPは足し上げることが出来ないので、マーケティングデータとしては使い勝手の悪いものであるからです。TVスポットの取引通貨としての『世帯GRP』は当然使い続けるものの、本来のマーケティングデータであるターゲット到達状況を『ターゲットインプレッション数』という絶対数値で管理することで、『ターゲットにどれだけ到達したので、どれだけ売れた』というROI評価を可能にし、また同じ指標であるオンライン広告との連動をスムーズに可能にします。

さらに、単にターゲットリーチだけでなく、ターゲットインプレッション数、そのフリークエンシー分布というデータで、到達状況を正確に把握します。そしてTVCM補完のためのデジタル配信には、推量デモグラデータではなく、登録ID型の正確なデモグラデータを使用し配信します。そのために今回の実証実験では正確なデモグラIDデータを保有する楽天DSP、ScaleOut DSP、PlatformID社の3社のDSPサービスと、クッキーごとに検索ワードデータを持つインティメート・マージャー社によるTV視聴時間判定(ネットでしか流通していないワードに関連したWebサイトなどの閲覧ユーザーを TV 視聴時間が短いと判定するなど)システムを使い、TVCM未到達者への補完を効率的に行う実証実験を行います。

【CMARC™ 実証実験について】
実証実験ではデジタル広告の評価を、TVCMではリーチできなかったターゲットに新たなリーチをどれだけ獲得できたかなどを測定することで行います。

今回、登録型のデモグラデータを保有し、かつ大きな配信量を確保できる下記のメディアやDSPプレイヤーとの実証実験を年内に行う運びとなりました。

①楽天DSP
②ScaleOut DSP
③Platform ID
④インティメート・マージャー

・システム開発&プロデュース:デジタルインテリジェンス
・ターゲットIDデータ供給:楽天、ScaleOut、Platform ID、インティメート・マージャー
・3PAS:Mobile360

DI.では、TVCMのターゲット到達をオンライン広告で補完することを検討している広告主数社と今回の実証実験を行うことを予定しております。

また今後、DI.ではこのシステムを広告主や広告代理店に供給していく予定です。2016年早々のサービス開始を予定しており、本システムを利用する提携代理店を募ります。

【CMARC™ 参考イメージ】
◆CMARCダッシュボード(サンプル画面)

cmarc1

◆CMターゲットリーチ画面

cmarc2

ターゲットセグメントへのアクチャル到達を絶対量(到達人数とターゲットインプレッション数)で把握します。

◆CMリーチ×フリークエンシー画面

cmarc3

ターゲットセグメントごとのアクチャル到達フリークエンシー分布を直感的にイメージできます。

◆デジタル補完算出画面

cmarc4.jpg

デジタルで補完すべきターゲットインプレッション数を算出し、デジタル広告のCPMを入力してコストを計算します。

◆時系列&競合出稿量把握

cmarc5

時系列(Daily)の出稿量を自社だけでなく競合ブランドも把握し、即時の「打ち手」に繋げます。

この件に関するお問い合わせ:
株式会社デジタルインテリジェンス CMARC™ 担当
email:info@di-d.jp
Tel:03-6416-9879

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