2023.05.19

テレビCMの種類「タイムとスポット」の違い

こんにちは!デジタルインテリジェンスの広報・PR担当の詩(うた)です!

今回は、テレビCMの「種類」についてお伝えしていきます。テレビCMには、主に次の2種類があります。

・タイム

・スポット

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

タイムCMとは?

タイムとは、企業が特定の番組を決めてCM枠を買い付ける方法です。つまり、その番組のスポンサーとしてCMを放送するわけです。タイムの契約期間は6ヶ月(2クール)、C M枠は30秒が基本です。

タイムでCMを放送する場合、原則として、番組の中でスポンサー名がアナウンス(あるいは表示)されます。テレビを見ていると、「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしています」と聞くことがあるでしょう。これがまさに、タイムCMを流している企業だということです。ただし、提供表示のない枠も番組放送内に(「スポットPT」と呼ばれます)あります。

タイムCMには、放送エリアによって、ネットタイムローカルタイムという分類もあります。大まかに説明すれば、「ネット=全国」で流れるのか、「ローカル=地方だけ」で流れるのか、ということです。

ネットタイム……全国ネット放送。キー局のネットタイムを買い付けることで、系列局すべてでCMが放送される

ローカルタイム……特定の地方テレビ局の放送エリア内のみで放送される。その分、ネットタイムよりも価格は安い

これらの特性から、タイムCMは、ターゲットが明確な商品や企業ブランディングなどでよく利用されます。

スポットCMとは?

次に、スポットについて見ていきましょう。特定の番組内でCMを流すタイムに対し、スポットは番組を指定することはできず、期間、大まかな曜日・時間帯(逆L字・コの字・全日など)、エリア、買付G R Pを指定して広告を買い付ける方法です。そのため、視聴率単価はタイムより安くなります。ただし、時期や広告主によってスポット単価(視聴率単価)が変わります。

スポットCMには、PT(パーティシペーション)という番組内に設定された枠と、SB(ステーションブレイク)という番組と番組の間に設定された枠があります。

最小15秒から購入でき、タイムのように期間の縛りもありません。そのため、新商品やキャンペーンの告知など、短期間で認知を広めたい場合や有効ターゲット層が広い場合などに有効な方法だと言えます。

以上が、タイムとスポットの簡単な説明になります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、自社の戦略にあわせて、適切な広告枠を選ぶことが重要です。

それでは、また次回お会いしましょう!